値幅
観測論って何?聞いたことのない言葉だよ。
今回の記事で分かる点
- 値幅観測論とは
- 4つの計算値とは
- 値幅観測論を覚えると
値幅観測とは
簡単に言うと、過去の相場がこれくらいまで上がった(下がった)から次の相場もこれくらいまで上がる(下がる)だろうと明確な反発地点を予想する事ができます。
4つの計算値があります
- V計算値
- N計算値
- E計算値
- NT計算値
では一つずつ詳しく見ていきましょう。
V計算値
V計算値とは、トレンド発生時に反発して上昇(下降)した値幅の×2倍にして更にトレンドが続く計算値になっています。
トレーダーの間では「倍返し」というトレーダーが多いですね。
上昇トレンド相場発生時のV計算値
上昇目標値幅=高値+(高値ー安値)
下落トレンド相場発生時のV計算値
下落目標値幅=安値ー(高値ー安値)
N計算値
N計算値とはトレンド相場発生時、上昇(下降)した分上昇(下降)するだろうと計算された値になります。
先程のV計算は反発幅の×2倍でしたらこちらは反発幅では無く、トレンド側の値幅をそのまま入れ込みます。
上昇トレンド相場のN計算
目標上昇値幅=反発した値幅+(高値ーその前の安値)
下落トレンド相場のN計算
目標下落値幅=反落した値幅ー(高値ー安値)
E計算値とは
E計算はトレンド発生時に(トレンド発生地点〜反発地点)を×2倍した計算された値になります。
つまりトレンドが発生して反発するまでの上昇幅(下降幅)を×2倍にしてねと言う事ですね!
上昇トレンド相場のE計算値
目標上昇値幅:高値+上昇幅
下落トレンド相場発生のE計算値
目標下落値幅:安値ー下落幅
NT計算値とは
NT計算値はトレンド発生時、上昇(下降)して反発した地点から、以前に上昇(下降)した値幅がまた上昇(下降)すると計算された値になります。
N計算値と似ていますが、N計算値と違って反発時の戻り幅が小さいのが特徴です。
上昇トレンド相場のNT計算
上昇目標値幅:反発時の価格+(反発時の価格ー以前の上昇値幅)
下落トレンド相場のNT計算
下落目標値:反落時の価格ー(下落開始時の価格ー以前の下落値幅)
実際に私が使っている値幅分析を使った手法
ここからは実際に私が使っている値幅分析を使った手法をお伝えします。
まず前提ですが、私は値幅分析単体では使用しません。必ず他のサインと重なった時にエントリーをするようにします。
他のサインとは私でいうなら下記の通りです。
- 独自ロジックを取り込んだサインツール
- ライントレード
この2つとサインタイミングが重なった際にエントリーを行うようにしています。
つまり、値幅分析は補助的な役割として私は使用しています。
値幅観測論を覚えるとハイローオーストラリア攻略に1歩近づくのは間違いなし
上記で解説した値幅観測論はハイローオーストラリアにとってもかなり有効です。現に使用しているトレーダーは多いと思います。
値幅観測論を覚える事によって、ある程度の未来の相場が読む事ができるようになります。
今回は一目均衡表の3大論理である「値幅観測論」をお伝えしました。