この記事でわかる事
- フィボナッチリトレースメントとは
- フィボナッチ数列の黄金比率とは
- フィボナッチリトレースメントの使い方
フィボナッチリトレースメントとは
フィボナッチとは、レオナルド・フィボナッチ(イタリアの数学者)が開発した「フィボナッチ急数」の事です。
リスレースメントを和訳すると「引き戻す、引き返す」などの意味が込められています。
その言葉をそのまま相場に当てはめると、相場は一直線に伸びることは無く「戻り」の動きを繰り返しながら上昇(下降)していくという意味になります。
つまり、フィボナッチリトレースメントとはトレンド相場中の「押し目」を見つける役目を持っています。
フィボナッチ数列の黄金比率とは
前の項目でフィボナッチリトレースメントはトレンド相場中の「押し目」を教える役目があると解説致しました。
そして、「押し目」の場所を比率で表したのが黄金比率です。
フィボナッチリトレースメントを引くと、「23.5-38.2-50.0-61.8-10.0」の5本のラインが自動的に引かれます。
上記の5本のうちのどれかに相場は反応します。
数値が低いほど、「トレンド相場の勢い」が強いです。つまり、38.2で反発する相場はトレンドの勢いが強いと判断されます。逆に数値が高いほど「トレンド相場の勢い」が弱い61.8で反発する相場はトレンドの勢いが弱いと判断されます。
フィボナッチリトレースメントの使い方(MT4.5)
MT4(MT5)でのフィボナッチリトレースメントの使い方は下記の通りです。
- チャート上のフィボナッチリトレースメントアイコンをクリックする
- トレンド相場を探し、標準を合わせる
- どのラインで反発するか確認する
では一つずつ解説していきます。
チャート上のフィボナッチリトレースメントアイコンをクリックする
まずは上記画像の赤丸部分。フィボナッチリトレースメントのアイコンをクリックしましょう。
トレンド相場を探し、標準を合わせる
次にトレンドと思わしき相場を見つけましょう。
見つけると、引き方は2種類あります。
上昇トレンドでの引き方→トレンド内の最安値から最高値に向かってフィボナッチリトレースメントを引く
下降トレンドでの引き方→トレンド内の最高値から最安値に向かってフィボナッチリトレースメントを引く
フィボナッチリトレースメントが引けると上記画像のように5本のラインが出てきます。
どのラインで反発するか確認する
次の記事でフィボナッチエクステンションについてお話をします。
先の話にはなりますが、複数のフィボナッチを組み合わせて、ハーモニックパターンを作ると「かなり精度の高い反転ポイント」が分かるようになります。今回のフィボナッチリトレースメントはその為の基本だと思ってもらえたら嬉しいです。